間取ら図
住まいづくりの基準とは、 「部屋の数」や「面積」ではなく「ここちよさ」では?
住まいの理想的なカタチは、そこに暮らす人の人数や家族構成、ライフスタイルで大きく異なる。 それなのに、そのカタチを一定の型に押し込めてしまえば、暮らし心地に無理が生じてしまうのは、 ある意味当然なのかもしれない。 「間取ら図」は自分自身、そして家族の思いに応え、キャンバスに自由に理想を描いていくように居住空間をデザインする、 原点から再構築した、LANDICの住まいづくりのコンセプト。 STUDIOや箱のように、なんの規制もない自由な空間に、自身が思い描く通りの居住空間を創り上げてみよう。
暮らし方や必要性に合わせて、自由にカタチを変えられる住まいづくり。
一般的な住まいづくりは、まず、家族構成などから2LDKや3LDKなど、部屋の数や面積を決めるところから始めるものだろう。 夫婦の寝室に子ども部屋、書斎など、必要最低限の部屋数+LDK、そして広さ、 というのが住まい選びの「セオリー」とされていた気がする。 でも、ちょっと立ち止まって考えてみよう。 「勉強」や「仕事」、「遊ぶ」「寝る」といった、住まいの目的・用途を考えたとき、 快適性やここちよさを叶えるために重要なのは、本当に部屋の数や面積なのか?
例えば柱も壁もない、がらんどうなSTUDIOを想像してみよう。その床にチョークで思いのままに線を引いていく。それが「間取ら図」の考え方。欲しい機能に合わせて住まいを「描く」ことで、無駄やミスマッチのない、理想的な住まいが叶うかも。
水まわり以外の壁がない、 いわば「箱」状態の STUDIOプラン。
玄関側を間仕切って Room1 を確保。
玄関側とLDKを間仕切って Room1・2 を確保。
玄関側に Room1と LDKに2部屋を間仕切って Room2・3 を確保。
3〜4つのSELECT PLANを基に、自分らしさ、家族らしさをプラス。
たくさんの「ワガママ」を詰め込んで、思い描く「ここちよさ」を叶えよう。
自分にとっての「ここちよく暮らす」場所をつくろう!
ペットとの暮らしで、できる限り空間を間仕切らずに使いたいという夫婦。 一方で、夫婦+子どもの3人暮らしで、3LDKの間取りが欲しいという家族。 同じ住戸を、そこで暮らす人、家族に合わせてカスタマイズすると、実際にはどんな間取りの違いがあるのだろう。 それぞれの暮らしのシーンやニーズを想定したプランを見てみよう。
DEUX・RESIA YAKUIN TERRACE Dtype
広々したSTUDIOのように、開放感あふれるLDKを確保した1LDKプラン。
開放感のあるLDKが印象的なプラン。LDKの床には大判タイルを、壁や天井はモルタル風塗装を採用した土間風のテイスト。 壁には飾り棚や庇を設置することで、空間のアクセントに。キッチンは琉球石灰岩風の素材を使用し、トーンを統一。 LDKとPrivate Room2間の扉は磨りガラス調にし、縁側を設置することで、空間のつながりが感じられる曖昧な間仕切りとした。
2人の子どもそれぞれに個室が欲しいので、3LDKを採用。 木調アクセントウォールを採用することで、ナチュラルテイストな優しい雰囲気に。 フローリングを白ベースの御影石調タイルに変更し、空間の広がりを演出。
あなたならどう暮らす? それぞれの理想や暮らし方に合わせたCASE STUDY。
大きなテーブルが置ける 広々リビングが欲しい!
単身・料理研究家
普段から友だちと食事会をしたり、いろんな料理を試食してもらうことが多くて。だから大勢を招くことができるように、大きなテーブルが置ける広いリビングが欲しいなぁ。仕事や友だちづきあいを考えると、都心は離れたくないし、だからといって都心と広さ、どちらも手に入れるとなると、予算が足りなくなる。でも間取りの工夫次第では、私の理想も実現できちゃうってことだよね? 「食」を囲む広々1LDK…どんな風にコーディネートするか、とってもワクワクしちゃいます!
無用な部屋数よりも 効率的&快適を重要視
2人+ペット家族
2人とも都心のオフィス勤務なので、立地は妥協したくない。それに機能的に必要ない面積や部屋数よりも、お洒落さやデザイン性を重要視したいんです。効率のよい間取りだったら、余分な面積の支払い分を、もっと居住空間のコーディネートやインテリアに使えるでしょう? たくさんのドアや壁で間仕切ると、一緒に暮らしている犬が自由に歩き回れなくてストレスを感じるだろうし、住まいのどこにいても犬が何をしているのか分かるような、開放的な家にしたいなぁ。
ペットもストレスなく暮らせる、開放的な住まいに!
仕事部屋が必要な 私たち家族が暮らすなら….
3人家族
フリーランスで働いていて、道具や資料がたっぷり必要なので、自宅に仕事部屋が必要。打ち合わせに出掛けることも多いので、交通利便は外せません。 子どもが独立した後は夫婦2人だけの暮らしになることが分かっているので、広さよりも立地を優先させました。面積を抑えて、その分の予算をカスタマイズに充てることで、快適性と機能性が両立できるし、子どもが巣立った後は、1LDKや2LDKにリノベーションするのもいいかなと思っています。
都心立地であっても、面積を抑えることで価格は抑えられる。 工夫や機能的なデザインがあれば、十分に快適な暮らしが可能な上に、 余った分の予算で、憧れのコーディネートを叶えたり、よりデザインや設備の仕様をレベルアップしたり。 「必要不可欠」な面積に的を絞ることで、結果的に居住空間の満足度を高めることもできるのだ。 今こそ、古い一般論に左右されず、あなた自身の「正解」を見つけてみよう。