自宅を使って働く
パソコンとインターネット環境さえあれば、自宅でもオフィスと変わらず仕事ができるという予想に反して、自宅でデスクワークするのも、モチベーションを保つのも、案外難しいと感じた人も多いのではないだろうか。 テレワークを前提にプランニングされていない今までの住まいでは、大きなストレスを感じてしまう。さらに子どもが近くで遊んでいたり、テレビの音が聞こえたりすると、仕事に集中することだけでも一苦労となってしまうのだ。 パソコンや書類をすぐに開くことができるデスク。家族間のプライバシーを確保できる工夫。効率よく作業でき、時間を有効に使える機能性。長い時間でも疲れず、ストレスにならない環境。 この先、仕事とプライベート、子育てなどのバランスをとりながら、無理や我慢のない暮らしを求めるには、はじめから「働く」を意識した住まいづくりが必要なのかもしれない。
在宅ワークを積極的に暮らしに取り入れるなら 仕事の作業環境に重点を置いた居住空間を構築する方法もある。 敢えて境界を明確に、プライベートな生活空間からシャットアウトしたワークスペース。 床を土間風に変えて、インダストリアルなGARAGEのイメージに。 自分だけの空間に身を置くことで、気持ちを切り替えて仕事に集中することができるだろう。
SO-HOBBY ROOM 〈ソーホビールーム〉
ウォークインクローゼットを活用したSOHOスペース。デスクと共にレストスペースも設置して、仕事だけでなく、趣味や休憩にも使える「大人の隠れ家」に。
STUDY SPACE
専用の書斎スペースがあれば、気分を仕事モードに切り替えやすい。リビングの一角に設けた、ガラス壁で仕切ったスタディスペースなら窮屈感なく、お洒落にワークスペースが確保できる。
WORK-CLOAK 〈ワークローク〉
「普段、ワークスペースを必要としないが、いざという時のために」という方なら、クローゼット内のカウンターデスクはどうだろう?ワードローブとワークスペースのダブルユースという賢い使い方。
ENGA-WORK 〈エンガワーク〉
昔の日本家屋にあった、庭に面した縁側のように、バルコニーに面したスペースを活用し、カウンターデスクを設置。疲れたら外を眺めて一休みするも良し。